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【気になる官能小説その1】白い薔薇の淵まで

白い薔薇の淵まで 中山可穂(著)

白い薔薇の淵まで 中山可穂

「この本を官能小説と括っていいのかはわかりませんが。。」

”白い薔薇の淵まで”の気になるポイント

  • 第14回山本周五郎賞受賞作(2002年)
  • Amazonで官能小説と検索すると上位表示される。
  • レビュー数が多く、評価自体も高い。

”白い薔薇の淵まで”のあらすじ

雨の降る深夜の書店で、平凡なOLの私は新人女性作家・山野辺塁と出会い、恋に落ちた。
初めて知る性の愉悦に溺れてゆく二人の女は激しく求めあい、傷つけあいながらも、
どうしても離れることができない修羅場を繰り返していくーー。
甘美で破滅的な恋と、めくるめく性愛の深淵を、研ぎ澄まされた美しい文体で綴った究極の恋愛小説。
女性同士の生々しいリアルな恋愛をとびきりの切なさで描くことに定評のある著者の代表作である本作品は、
発表から20年という時を経ても色褪せることなく、瑞々しいエロスを放ち続けている。
一文も読み飛ばせない完璧な恋愛小説の金字塔!

”白い薔薇の淵まで”の愛用者の口コミ

「評価の分かれ目は、この独特の世界観と表現が、好みかそうで無いかというとこです。私は共感はできなかったですが、表現がリアルで艶かしく、とても美しい小説でした。」

↑リアルな描写が人気の根底にある印象ですね。

「私の好きなアーティストがお勧めしていて読んでみましたが、本当に1文字も見逃せないくらい、そして死ぬほど人を愛すというワードがよく当てはまります。
同性愛は今まで深入りしたことすらなかったのにこの本はすらすら読みやすく、時にどきどきしながら読めました。死ぬほど人を愛したことある人、是非に。」

↑なるほど。
芸術家が好む芸術ってやつですね。

「あまりにも切なく、あまりにも悲しい小説を読んだ。
主人公と同化して胸が苦しい。」

↑良い小説って、現実世界にまで影響を及ぼしますよね。

「今まで見てきた同性同士の恋愛は世間体や政治的背景に悩む話が多かったので、このような狂おしいほどの愛が描かれた作品は初めて読みました。

話の内容としては性別は特別重要ではありませんが、中山可穂さんだからこそ描写が美しいものであり、女性同士の恋愛に熱くロマンを感じました。

さまざまな愛の形がありますね」

↑愛のカタチです。

まとめ どうなの?”白い薔薇の淵まで”って

口コミにもありましたが、アーティスト、またこちらの動画でも書店員さんが選ぶ本と、通好みの本になっている印象。

冒頭でも述べた通り本書を官能小説と括っていいのかは迷いますが、上質な官能小説を探している方にはぜひ目を通してみてほしいところです。

気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

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